お家でパンを焼きたいけど真冬で生地の発酵が巧くいかない、HB(ホームベーカリー)に一時発酵まで任せても失敗続きという方は多いと思います。
材料の分量はきちんと計量してるのに失敗するのは温度が関係してるのです。
今回は真冬に古いHBとセリアのステンレスミニパウンド型で天然酵母のミニ食パンにチャレンジしてみます。
目次
HBは天然酵母コースがあれば安いものでもOK
HB(ホームベーカリー)で今回使ったのは、MKの『ふっくらパン屋さん』。HBは高い!というイメージがありますがメルカリ、ヤフオク、Amazonなどで中古品を巧く探せば3000円~5000円で入手できます。
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筆者が使っているのは3000円で購入した一昔前の機種です。天然酵母コースがあるのと、捏ね、発酵、生種作りなどコースがバラエティに富んでいてなおかつ実用的なのはポイントです。
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一昔前の機種ですが天然酵母コースがあるのと、捏ね、発酵コースが別れているのがお買い得な機種です。今回はホシノ天然酵母を生種コースで起こし、それからミニパウンド食パンを作ります。
1次発酵まで部屋の温度は15~22度に保つ
HBとセリアのステンレス型で作るミニパウンド食パンの材料は以下の通りです。
- 強力粉:230g
- 薄力粉:20g
- 塩:3~3.5g
- 砂糖:30g
- スキムミルク:25g
- ぬるま湯:170cc
- 無縁バター:10~15g
- ホシノ天然酵母(あこ天然酵母でも):25g
材料をHBに入れる前に気を付けたいのが室内の温度です。 室内の温度が15~22度ぐらいだとパンの捏ねと一時発酵が巧くいきます。 具体的には長袖のシャツ一枚で寒くない程度の小春日和の体感温度です。
筆者の場合はガスファンヒーターを入れて室温をあげていますが、HBの生地捏ねあげと一次発酵終了までの時間は3時間半。この温度を保つようにしましょう。
内釜やトレーは暖めておく
HBの内釜やパウンド型は室温に暖めておきましょう。材料の計量の正確さの次に大事なのは温度です。
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HBの内釜の温度が低すぎると、捏ねあげの時に生地の温度が一気に下がり一次発酵が巧くいかなくなります。
暖めたHBの内釜の中に生種、ぬるま湯、強力粉、薄力粉、砂糖、塩、バター、スキムミルクの順に入れ、HBの『天然酵母生地作り』のコースを選び、3時間半に時間を設定します。
ミニパウンド型の内側にクッキングシートを敷く
パンの一次発酵が終わったら、HBの電源を切り内釜を取り出し、生地を二分割します。二分割した生地をさらに3等分し、綿棒でのばしクルクルと丸め、3つずつミニパウンド型の中にいれます。
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この時ミニパウンド型の内側クッキングシートを敷いておくと焼いた後取り出しやすくなるだけでなくオシャレです。今回使ったクッキングシートはセリアのレター柄のものです。
ステンレスのミニパウンド型の中に生地を丸めて入れたら、上から霧吹きで水をまんべんなく振り、オーブンで35度で85分、二次発酵します。
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二次発酵が終わった生地が上の通りです。外の気温はマイナズ1度。一次発酵が終わった後に、室内のガスヒーターを止めて換気したので室温は14度まで下がりましたが、ここまで膨らみました。
こんがり焼きたい場合は200度、ふんわりなら190度
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二次発酵が終わった後、オーブンを220度まで予熱し、20分焼きます。
最初の1分は220度、後の19分を200度に落とした焼き加減がこの写真です。もっとふんわりさせたい場合は200度予熱、1分経ってから190度~180度で焼けばいいと思います。
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パンが焼けた後はすぐにステンレスの型の側面をトントンと叩き、生地を出しましょう。側面の腰折れを防ぐためです。クッキングシートを敷いている分、型からだしやすくなりますし、ちょっとした贈り物にも喜ばれます。
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ステイホームが続きそうな’21年の冬ですが、おうちでパン作りはいかがでしょうか。 家にある材料で楽しめると思います。