山が丸裸になる『皆伐(かいばつ)』という伐採を御存じでしょうか。
大量に同じ木材を収穫できるので戦後から日本の林業を長年支えてきましたが、近年の大型台風、記録的豪雨で山が崩れる被害の原因になっています。

 

そんな林業の有り型を変えるべく近年低コスト、副業可能な自伐型林業が話題を呼んでます。
自伐型林業はどんなものでしょうか。

目次

自伐型林業と一般林業の違い

自伐型林業と一般林業の違いは下の表のとおりです。

©zibatsu.jp

林業は農業に比べてなり手も後継者も未だに少ないのが実情です。

初期投資が億単位で毎年1000万円の追加投資が膨らみ借金と補助金まみれで肉体労働
上下関係も厳しく過疎地で働くとなれば、後継者がいなくなるのも判ります。

山の環境によくないと判りつつ皆伐が進む理由は山林所有者が毎年収入を得るためには
一山もたないといけないと言われているほどです。

自伐型林業のメリットはなんでしょうか

自伐型林業のメリット

自伐型林業のメリットは以下の通りです。

  • 初期投資が500万円程度
  • 自主伐採で買い取り先がほぼ決まっている
  • 無垢材の間伐が主体
  • 秋冬型の季節労働で副業が主
  • NPO法人で就労支援を受けられる
  • 自然、獣害災害を防げる
  • 山の保水に貢献できる

自伐型林業は日本本来の林業だった

自伐型林業は戦前まで日本の林業スタイルでした。農業と兼業、出稼ぎ労働者が仕事の合間に手伝う形で
成り立っていました。そのため世代職種を問わず林業に参加できるチャンスがあります。

現在の林業は’64年に政府が木材輸入全面自由化に反発し森林組合が林業を大規模化したのが始まりです
近年の災害を起こす皆伐も『日本の木材を使おう』という政府の方針から来たもので、政府の考えに振り回されたと言っても過言ではありません。


では自伐型林業のデメリットはなんでしょうか。

自伐型林業のデメリットは人間関係?

自伐型林業のデメリットは、自分の住んでいる地域の森林組合や山の保有者が
自伐型林業に理解かあるかどうかにかかっています。

理解に乏しい場合は参加が難しいのです。
自伐型林業は山の保有者と森林組合の許可が下りなければできませんので、
NPO法人の方に間に入って貰うなど、自分ひとりでなんとかしようと思わないことです。

年収も自伐型林業だけで食べていくとなるとかなり大変です。
こちらの動画は8年目成功例の方ですが全ての方がこうなるとは限りません。

秋冬の副業で小規模ですと月収は半額の15万ほどになるのを覚悟しないといけないでしょう。
これだけで食べていくという概念ではなくあくまで副業と考えるべきです。

いかがでしたでしょうか。

環境によく移住した土地で食べていけると言われている自伐方林業ですが、住む土地、林業組合によっては道は険しいと言えます。