ネット通販後払いはBNPL(Buy Now Pay Later)と呼ばれ国内外様々なサービスがあります。商品を見てから品物を買いたい日本人にとって後払い決済は便利です。その一方で平成末期から令和シングルにかけてBNPL業者が日本に参入し金銭トラブルも絶えません。

今回はネットショッピングで賢い後払い決済を選ぶ方法を、後払い歴20年以上の筆者が説明させて頂きます。

主な国内の後払い決済業者は8種類

国内の主な後払い決済(BNPL)業者は以下の通りです。

商品返品可能なSAGAWA後払い

後払いでも一線を画しているのが佐川急便です。

カタログ、テレビ通販にも対応し、ユーザーは届いた商品を試し、気に入れば2週間以内に代金を支払う仕組みです。タグを外さず商品状態が新品同様であれば返品可能というのも画期的です。新品未使用でないと返品できないアマゾンやクロネコを意識しての後払い決済でしょう。

BNPL後払い決済がいつごろ日本に広まり定着した理由はなんでしょうか。

後払い決済のメリット・デメリット

後払い決済が定着した理由は主に以下の通りです。

  • クレジットカードの様に与信がない
  • メールアドレス、携帯電話番号もしくは住所氏名登録ですぐ使える
  • 通販商品を買いたいと思った時にすぐ買える
  • 分割払いは2回までだが手数料がかからない
  • Paydyやメルペイスマート払いの様に銀行口座引き落としも選べる
  • ネット店舗は購買層のカゴ落ち(決済方法に迷った挙句買うのをやめる)が防げる

クレジットカードを利用するのは面倒という時に私自身後払い決済を何度も利用しています。業界一位のネットプロテクションの調査ではクレジットカードを持っていても後払い決済を利用する人が多いという結果が出ています。

反対にデメリットは以下の通りです。

  • 年金受給者や学生など支払い能力が不確定な購買層の利用者も多い
  • SNSポップアップ広告のサブスクリプションに悪用される危険性がある
  • 延滞した場合延滞料が高くブラックリストに載るBNPLもある

実際にPaydyのように延滞に対する規定を厳しくしているBNPL会社もあります。

身に覚えのない後払い請求が来た場合は消費者センターへ相談を

後払い決済は便利ですが身に覚えのない請求書が来た場合は払わず消費者センターに届け出ましょう。特に多いのが『初回お試し500円(1980円)解約自由!』とうたったSNSの健康食品、サプリ、美白化粧品のたぐいです。この手の品物は解約不可能で後払いでもトラブルが絶えません

©kokusen.go.jp

表の様に後払いトラブル契約に巻き込まれた人は圧倒的に女性、しかも働き盛りであることが判ります。

BNPL後払いの賢い使い方5箇条

後払いに限らずネット通販でお買い物をするにあたり後悔しないために、心掛けることは以下の通りです。

  • 通販サイトで品物と同時に後払い決済業者をチェックしておく
  • 後払い決済業者がキャンペーン(手数料無料など)をやってるかチェックする
  • 品物が届いてから払う、危ないサブスクに手を出さない
  • 品物によって返品が効くかどうかも購入前にサイトでチェックする
  • 商品代金は請求書が来たらすぐ払う

BNPLは賢く使えば手数料も浮きますし家計も助かります。令和に入ってからは事業者側が利用者の購入履歴と支払い能力を分析しクレジットカードの与信と変わらぬ審査を最短2日で実行しています。

近い将来BNPLはPay-easy(ペイジー)の様に先払いと後払いを合体させたものになるかもしれません。