全国で開催されている「不思議の国のアリス展」に行ってきました。松本市美術館の企画展示室で開催され、松本市美術館では2019年7月13日~9月8日で開催しています。
今でも世界中の人を魅了するルイス・キャロル原作の『不思議の国のアリス』について深く知ることができる展示内容です。
お盆休み、旅行途中に立ち寄って「不思議の国のアリス展」と、2020年まで展示されているコレクション展示・特集展示の「草間彌生 魂のおきどころ」に行ってきました。若干のネタバレありの行ってきたレポートです。
目次
不思議の国のアリス展は全国で開催予定!
不思議の国のアリス展は、長野市だけでなく他の都市でも開催されています。
不思議の国のアリス展の公式サイトによると、
- 神戸
- 松本
- 横浜
- 福岡
- 静岡
- 名古屋
- 新潟
で開催。
#1の神戸会場では、2019年3月16日~5月26日まで、兵庫県立美術館で開催されていました。#3の横浜は、2019年9月21日~11月17日に開催。それ以降の福岡、静岡、名古屋、新潟開催は、2018年8月現在、詳細が決定していません。1回目から3回目を見ていると、来年、2020年になるのかもしれず、行ける可能性のある名古屋開催もいつになるかわからなかったため、松本市美術館に行きたいとぼんやり思っていました。
会場に到着しました。今回、『不思議の国のアリス展』で注目されているのは、数々のコラボレーション企画。
スペシャルコラボは
- リアル脱出ゲーム
- QuizKnock(クイズノック)
- ハードロックカフェ
- 水曜日のアリス
の4つ。ハードロックカフェはピン付の特別前売り券を売っているほか、ハードロックカフェ大阪店や横浜店、福岡店では限定ピンが販売しているそう。また、ミュージアムショップでは水曜日のアリスのコラボ商品が売っています。
例えば、リアル脱出ゲームコラボでは、「不思議の国からの脱出」専用のキット(1,500円)を購入して楽しみます。会場内に謎が書かれたボードがあるので、1つずつ解いていきます。時間制限はなく、約2時間程度かけて解いていきます。
音声ガイドは、2つありました。公式ホームページにも紹介があります。
- 声優の平田広明さんによる不思議の世界を案内してくれる解説
- 東大発の知識集団QuizKnock(クイズノック)による「クイズ・バトル」編
どちらも1人1台600円で、約35分です。
QuizKnock(クイズノック)の「クイズ・バトル」編をやってみた!
中高生が好きなYouTuberランキングで、第8位に輝いたQuizKnock(クイズノック)。
QuizKnock(クイズノック)とは……?
TBS系『東大王』出演の東大クイズ王の伊沢拓司氏を中心としたメンバーが、クイズやゲームをして盛り上がるYouTube動画をアップするチャンネル。入試時期には開成入試問題を解くなどの勉強動画もあり、見ていて勉強になると言われています。東京大学の学生や卒業生を中心としたライターで運営され、一部、他大学の学生もいます。略称はQK。
メンバーは、編集長の伊沢拓司氏ほか、福良拳氏(ふくらP)、川上拓朗氏、須貝駿貴氏(ナイスガイの須貝が愛称)、山森彩加氏、河村拓哉氏、こうちゃん氏、山本祥彰氏、そのほかにも多くのメンバーがいます。
QuizKnock(クイズノック)の『不思議の国のアリス展』でのクイズ
合計10問のクイズがあり、2問×5人が出題します。
- 伊沢さん(1問目、10問目)
- ナイスガイの須貝さん(2問目、3問目)
- 志賀さん(4問目、5問目)
- 山森さん(6問目、7問目)
- 山本さん(8問目、9問目)
機械の操作方法
展示の途中、「Q1」「Q2」と書いてあります。※声優の平田広明さんによる不思議の世界を案内してくれる解説は、「1」や「2」と書いてあります。
「Q1」では「1」をプッシュすると問題が開始します。
→問題が終わったタイミングで、解答だと思う番号(Q1では101、102、103の選択肢でした)を入力して再生ボタン(左上の緑色ボタン)を押すと、正解、不正解がわかり、解説も聞くことができます。
クイズの難易度は?
クイズは、展示内容から出題されています。そのため、クイズマークの周辺の解説ボードにヒントがあります。説明が読めるのなら解答まで導けそうです。ただ、漢字にはルビがふっていなかったので小学生には無理そうでした。
大人にとってみるとそこまで難しい問題はなかったものの、知らなかった豆知識も多く、「そうだったんだ!」と気づきがありました。
ルイス・キャロル作品の魅力がわかる!
展示内容では、ルイス・キャロル原作の『不思議の国のアリス』、『鏡の国のアリス』がどのようにして広く世界中に知られるようになったかを紹介しています。
- 原作はマザーグースに影響された!?
- 絵本になった時に大物美術家による挿絵が描かれた
- 『はらぺこあおむし』で知られるエリック・カール作品で『不思議の国のアリス』に影響された作品があった
- 日本でもモチーフとして使われている
- 草間弥生氏とのコラボ作品もあった!
クイズによって『不思議の国のアリス』をより深く知ることができます。
不思議の国のアリス展の裏側には、こんなしかけも。
観覧料は、大人1,200円、高校生・大学生800円。ミュージアムショップには限定アイテムもありましたよ。写真撮影が原則禁止なので、ちょっと残念でした……。一部、写真OKゾーンがあります。
不思議の国のアリス展のほか、常設展も見ることができます。
松本市美術館では、特集展示「草間彌生 魂のおきどころ」を行っていました。美術館前では草間彌生氏の美術品が出迎えてくれます。
期間は2019年5月21日~2020年3月31日まで。「愛はとこしえ」のシリーズが50点と、「天国の梯子」や「大いなる巨大な南瓜」を間近に見ることができます。