中国だけでなく日本でも流行中のコロナウイルス(COVID-19)。中国では、感染者が8万人を超え、中国全体の死者数は3199人になりました。日本でもコロナウイルスの感染者数は700人を超え、死者数は21人(2020年3月現在)。

クラスター感染を懸念してコンサートが中止になったり、スポーツジムがお休みになったり、家庭によってはビュッフェや外食を避けたりしています。買い占めが起こり、全世界で混乱になっているコロナウイルス。

一方では、風邪と一緒なので公園やキャンプなどできる範囲で外出して旅行して楽しんでいる家庭もいます。コロナウイルスとは何?初期症状や対策方法をまとめました。

目次

コロナウイルスとは何?

 

厚生労働省によると、

「人に感染する「コロナウイルス」は、7種類見つかっており、その中の一つが、昨年12月以降に問題となっている、いわゆる「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」です。 このうち、4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占め、多くは軽症です。残りの2種類のウイルスは、2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」です。」

なので、風邪のような症状です。

コロナウイルスの初期症状は?

コロナウイルスは、風邪に似た症状です。

  • 発熱
  • 下痢
  • 頭痛
  • 鼻水

東京大学の保健センターによると、

帰国者・接触者相談センターに相談すべきなのは

  • 風邪の症状
  • 37.5度以上の発熱が4日以上続く
  • 強いだるさがある
  • 息苦しさがある

状態で、高齢者、基礎疾患がある人は倦怠感や息苦しさが2日以上続く場合、相談した方がいいとされています。

子供がコロナウイルスにかかった場合は?

子供の場合も同じで、発熱、下痢、頭痛、鼻水の症状がある場合に「かかりつけ医に電話相談」すべきとされています。

ただし、コロナウイルスにかかっても重症化しない人、症状なしの人もいて、自分自身がコロナウイルスに感染しているのかどうか、わからないことがあります。

現時点では、子供がコロナウイルスにかかっても重症化しているケースは少ないです。中国のケースでも子供死亡の例はなく、中国では9692人の感染者中、17歳以下の子供は28人と少なかった事例もあります。

もしかしてコロナウイルス?発熱・風邪症状の人が受診する時には

コロナウイルスにかかったかもしれない時には、

  • 熱を測り何度あるか記録する
  • かかりつけ医に電話相談して症状を伝える
  • 受診することをすすめられたらマスクを着用
  • 風邪症状のときには、無理をしない(会社を休む、外出も控える)

コロナウイルス感染症があるかもしれない場合は「保健所」

風邪症状があっても、治らない場合は最寄りの保健所に相談します。新型コロナウイルスの症状かもしれない場合は、診療体制がある「帰国者・接触者外来」の受診を案内されます。

コロナウイルスにはアルコール消毒を!

コロナウイルスは、飛沫感染や接触感染によってうつるほか、空気感染もありえると考えられています。

飛沫感染や接触感染を予防するのに、室内の家具や家電を、消毒用のアルコール、界面活性剤含有の住居用洗剤でふき取ることが大切です。

  • ドアノブ
  • スイッチ
  • 手すり
  • テーブル
  • カウンター 

キッチンペーパーなどで拭き取り、ペーパーは捨てるようにしましょう。小さい子供がいる場所では、こまめに掃除をすることが推奨されています。

コロナウイルスの消毒はスマホやタブレットも!

コロナウイルスをアルコール消毒する時に、気をつけたいのは、毎日使っているスマホやタブレットも消毒すること。

アルコールスプレーをキッチンペーパーなどにかけ、スマホやタブレットの表面を拭くようにしましょう。

コロナウイルスは湿度に弱いって本当?

新型コロナウイルスは、「3日間滞留、空気中で3時間生存している」といわれる強いウイルスです。
アメリカの「アレルギー感染症研究所」「国立衛生研究所」「国防総省先端技術開発庁」「全米科学財団」などの委託を受けて行われた「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)媒介物報告書」による

しかも、銅製品の表面には4時間、厚紙の表面には24時間、プラスチックやステンレスの表面には2~3日にわたって生存するので、こまめなアルコール除菌が必要なことがわかっています。

コロナウイルスは、湿度に弱いので加湿器を使うことで撃退することができます。 

加湿器を使うなら

  • 湿度50%
  • セ氏22.22度(カ氏72度)

にして湿度を高めにし、温度を高くすることでコロナウイルスの活動が収まります。

また、ふきんを利用するなら熱湯消毒をすることでウイルスを殺菌することができるとも考えられます。

まとめ

まだまだ感染者が次々と増え続けているコロナウイルス。イタリアやスペインなどヨーロッパにも感染拡大し、全世界でのパンデミックになっているとWHOの発表もありました。インフルエンザウイルスのような症状が出ますが、子供から大人に感染して重症化すると、肺炎を引き起こして死亡してしまうケースもあるので注意が必要です。

アルコール除菌や加湿器を使い湿度を調整することで菌を撃退できるほか、湿度を嫌う性質があるため、加湿器を使うなどして対処もできます。