歯科専売品という言葉を聞いたことはないでしょうか。歯医者さんの受付で売っている歯ブラシやタフトブラシ、歯磨き粉だけでなく、ガムも置いている所がありますね。
これらはドラッグストアやスーパーに売っているのと違い、患者さん一人ひとりに合わせて使い方が変わるのです。
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歯科専売品の長所は専門性の高さ
歯科専売品の長所は、専門性の高さです。スーパーやドラッグストアで売っている歯磨き粉、歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスが『誰でもそこそこ歯がきれいになるように』満遍なく作られているのに対し、歯科専売品は患者さんの症状や治療目的に合わせて作られています。
こちらが筆者が以前使っていた歯ブラシ、タフトブラシと、現在使っている歯科専売品の歯ブラシ(黄色)タフトブラシ(黄色)です。歯科専売品は歯磨きトレーニングが目的のshu-shuα(シュシュα)を使っています。
歯磨きをする時にガシガシ力を入れて磨きすぎていて、歯茎が傷つくと歯医者さんに言われ、トレーニング用の歯ブラシを買ったのが、歯科専売品を購入したきっかけです。
見た通り、毛の量も少なく、こんな頼りない歯ブラシで磨き残しはないんだろうかと心配でしたが、実に磨きやすく、正しい磨き方をすれば手もだるくないのが特徴です。
同じメーカーの歯ブラシでも用途別で種類は様々
私が使っているのはshu-shuですが、種類は子ども用、矯正用を入れて10種類あります。同じメーカーの歯ブラシでも患者の症状に分けて使うのが判ります。
歯科専売品は、歯ブラシ、歯間ブラシ、歯磨き粉を使っていますが、歯が内向きで間が狭く虫歯が出来やすいのが長年の悩みでした。それを解決してくれたのが、専売品の極細歯間ブラシでした。
0サイズの歯間ブラシは、1メーカーしかない
ドラッグストアでは0サイズ(4S)の歯間ブラシは『デンタルプロ』しかありません。置いている所が少ないのも難点です。大きさは写真で比べてみます。デンタルプロは、薬指の半分の長さなのに対し、専売品は中指の長さより長く丈夫そうです。
使い勝手を比べてみると、デンタルプロも専売品も遜色ありませんが、デンタルプロの方が、くたびれるのが早いと思います。特に奥歯は慎重に動かさないといけません。
歯磨き粉こそ歯科専売品を使うべき理由
歯科専売品の歯磨き粉は、以下の特徴があります。
- 泡が立たないもしくは低発砲
- フッ素入り歯磨き粉の濃度は上限(1500ppm)に近い1450ppm
- ペーストは基本、虫歯になりそうな所にはジェル
- 初期虫歯にはハイドロキシアパタイト入り
歯科専売品の歯磨き粉が100g前後で1000円以上するのを見て、買うのをためらう人も多いかもしれません。ですが後に虫歯になり、治療費を払うよりは、予防歯科にお金をコツコツとかける方がお金がかからないのです。