宝くじの当選金は非課税で確定申告不要ですが、使い方次第で税金がかかる場合があります。
代表的な例が、当選金の一部を家族や親族に贈与するケースです。
共同購入でも、受け取り方を気を付けなければ代表者以外に贈与税がかかります。

 

このページでは何故宝くじは原則非課税なのか。
宝くじの当選金をきちんと非課税で受け取る方法を紹介します。

目次

宝くじの販売額=税金になっている

宝くじが非課税な理由は、購入金額に税金が含まれているからです。
購入時に自治体への税金を払っているので非課税になります。これはBIGやtotoといったスポーツくじでも同じです。

宝くじの販売実績は8133億円(’21年度)で、当選金は3758億円。
3048億円は都道府県と政令指定都市に収められました。

子育て支援や、学校の校舎改修が積極的に進められている自治体は、宝くじの恩恵を受けている所でもあります。

共同購入は全員で受け取りに行く

共同購入ができる宝くじは、『ジャンボ宝くじ(ジャンボミニ、ジャンボプチ含む)』『全国通常宝くじ』です。共同購入者全員で当選金を受け取りに行けば非課税に出来ます。共同購入の場合は、贈与税未払いの疑いがかからないように、当選証明書にお金を受け取る人全員の名前を書いて貰います。

当選金が1万円以下なら宝くじ売り場もしくはメガバンク(みずほ銀行など)で、当選金に引き換えて貰います。

1万円を超えていると指定された銀行で受け取り、50万を超えると本人確認書類(運転免許証、マイナンバーなど)、100万を超えると印鑑(シャチハタ不可、印鑑証明付きのものが望ましい)と共に、受け取ります。

宝くじ当選金は使い切らないと相続税がかかる?その理由

高額当選宝くじは使い切らないと相続税の対象になります。

宝くじの当選で最も注意したいのは、高額当選をした人が亡くなっているケースです。
当選金を受け取った後になくなり、遺産を相続した場合は、最大で当選金の半額が相続税としてかかります。知らないで家族に分配した場合も『贈与』と疑われます。

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宝くじ高額当選者が、ある日突然両親に高級外車プレゼントするのは『とりあえずモノに変えておけば転売できるから』という理由です。

この他にも高額当選した場合に、当選金次第で非課税になる方法があります。それは何でしょうか。

他にもある!宝くじ高額当選で非課税になる方法

宝くじ高額当選で非課税になる方法は主に以下の通りです

  • 基礎控除枠110万を利用する
  • 教育資金贈与非課税枠1500万を利用する
  • 住宅購入贈与枠1000万を利用する

教育資金は息子、娘が30歳までしか適応されないので年齢に限界があります。住宅購入は自宅建築もしくはリノベーションという条件です。となると確実なのは基礎控除です。

贈与税には基礎控除として年間110万円までなら非課税になる制度があります。
これは1年ごとにリセットされるので、1年おきに110万、家族の口座に送れば非課税になるのです。

この他にも、高齢の家族の生活を支援するため、毎月少額のお金を仕送りするという形でお金をあげるのであれば、税金はかかりません。

いかがでしたでしょうか。

高額当選したのに税金で持っていかれてしまうのか、と途方にくれていた方もいらっしゃると思いますが宝くじは夢を買うものです。諦めずにチャレンジしていきましょう。