エアコンの寿命は持って15年と言われていますが、買い替えるとなると、
部屋の広さで漫然と選んでいないでしょうか。
家電メーカーの販売員さんが『お部屋のサイズよりも、一回り大きいものがいいですよ』と言われ
鵜呑みにした方も多いと思います。
エアコンは6畳、14畳を使い分けるだけで良いのです。部屋の広さ、日当たり、断熱、風通しの具合によって
設置場所を変え、使い分けます。
目次
エアコンは何故『○畳用』と言われている?
エアコンの『○畳用』の基準は、かなり古いものです。
1964年当時の『木造無断熱平屋住宅』を基準にしています。
東海道新幹線開通、前の東京五輪開催時の時から、エアコンの広さ基準を見直さないのはおかしな話です。
現在のエアコンは当時のものに比べて高性能。
住宅も、当時とは比較にならない程、耐震性に優れた高気密高断熱住宅が建てられています。
エアコンは、6畳、8畳、10畳、12畳、14畳、18畳、20畳、23畳、26畳の9タイプ
対応畳数を基準にすると、節電効果がないだけでなく、オーバースペックになってしまいます。
そこで、エアコンを選ぶ時の基準となるのは、どの部分でしょうか。
エアコンの定格能力って?
エアコンは冷房(もしくは暖房)の標準的な時間あたりの熱量をkwで現した数値があります。
これが定格能力といい、適応畳数により定格能力は異なります。
畳数が多くなればなる程、定格能力のワット数は高くなります。
こちらは、かなり古いですが我が家の6畳用のエアコンです。
母親の寝室についているもので、夏の間、夜中しか稼働しませんが隣の8畳の部屋とつなげて14畳分冷えます。
定格能力は2.2km、高め設定になっている暖房は一切使いません。電源は100Vです。この様に『○畳用』では測れない一面があるのがエアコンです。
エアコンは、最大能力値でみると、畳数別にあるエアコンの種類も、大まかにわけて
以下の3種類になることが判ります。
- 6~8畳用
- 10~14畳用
- 20~26畳用
こちらは、先程の6畳用エアコンのスペックです。電源は100Vで、同じものは小さい部屋に1つあり、大きい部屋には14畳用のものが1つついています。
14畳用からは200Vにあがりますが、空調効率を考えると部屋別に6畳、14畳を使い分けた方がよいのです。
暖房は足元から、冷房は高い位置に
空調効率を考えると、暖房は遠く足元から、冷房は高い位置につけることが効果的になります。
6畳、14畳で空調を補えない場合は、ボルネードファンで、空気の循環を良くすると良いでしょう。