スニーカーの一番上の謎穴、何に使うと思いますか。スニーカー購入時も靴紐が通ってない穴なので『靴のデザインだ』と思う人も多いでしょう。

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スニーカーの一番上の謎穴は、スニーカーが足の甲や足首にジャストフィットする様に設けられているのです。

謎穴を使った靴紐結び・ヒールロックとは

スニーカーの一番上と、二番目を使った靴紐の結び方を『ダブルアイレット』もしくは『ヒールロック』と言います。元々アシックスが’80年に実用新案を申請しましたが、’24年現在は特許が切れているので、他の靴製造メーカーも取り入れています。

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  • 靴紐を二番目の穴まで通す
  • 靴紐を一番上(謎穴)に向かって通し、輪を作る
  • 右の輪→左側の靴紐、左の輪→右側の靴紐を、輪の上から下に通す
  • 靴紐を絞めた後、真ん中で結んで完成

靴紐の両端で『輪』を作るのは、靴を線でなく面で押さえることができるからです。

ヒールロック方式で靴紐を結ぶ利点はあるのでしょうか。

甲高幅広でもスニーカーのヒールロックは利点ある

ヒールロックの結び方は、本来、スニーカーが足首にフィットしないユーザーもしくは、足の甲が低いユーザーむけでした。あまり靴を締め付けすぎるとかえって逆効果という話もあります。

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今回は甲高幅広の筆者がミズノのランニング用シューズ・ウェーブライダー・ワイドで、ヒールロックを試してみました。靴にかかとがフィットして歩きやすいと思います。ですが写真を見ての通り、既存の靴紐では長さが足らず、長いめの靴紐が良いということが判りました。

既存の靴ですと、ニューバランスは靴紐が長めなので、ヒールロック向けだそうです。

いかがでしたでしょうか。たかが靴紐、されど靴紐、結び方次第で、靴はどうにでも活かせます。まずは謎穴を活かしたスニーカーの靴紐の結び方をやってみましょう。