車の任意保険は車を代替すると使えなくなります。納車される前に、ユーザーが任意保険の切り替えを行うことを車両入替と言います。

車両入替は条件さえ揃えば、保険等級も下がらずユーザーがネット上で行えます。

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今回は、ユーザーが車両入替をする方法について説明させて頂きます。万が一、期日がすぎて自動車保険更新書類が自宅に届いた後でも、更新できる方法も解説します。

目次

車両入替が出来る保険の条件

車を代替えした際、前の車の任意保険を引き続き使うためには、一定の条件があります。それは以下の通りです。

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  • 無事故、改造をしていないこと
  • 所有者(被保険者)が前の所有者と同じであること
  • 被保険者の住所氏名、家族構成が旧車と同じであること
  • 旧車と用途は同じであること

特に4番目が重要です。旧車がレジャー用だったのに、代替えした車は業者なら保険料は変わります。

車両入替≠納車日から1か月後?

車両入替には期日があります。多くの人が勘違いしていますが、納車日から1か月後ではありません。車検証所得日の翌日から30日以内になっているのです。

例えば車検証所得日が、6月2日で、納車日が14日だとしましょう。車両入替期日は、7月3日であり、7月14日ではないのです。

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任意保険の車両入替は、旧車の任意保険の証券と新しい車の車検証があればできます。ディーラーの営業担当が顧客に、所得した車検証のデータを送り、納車前に任意保険の更新を行って貰うのが一般的です。

ところが不慣れな営業に当たると、これらの事に気づかず、納車日当日に車検証を持ってきて、旧車を引き取って廃車にしてしまいます。後で任意保険を更新していなかったことに気づいたときは、どうなりますでしょうか。

万が一任意保険の車両入替をしていなかった場合

万が一任意保険の車両入替をしていなかったことに気づいた場合、貴方が無事故無違反かつロードサービスも呼んでいないなら、可能性はあります。

保険会社のお客様サービスセンター(フリーダイヤル)に電話することです。その時に旧車の任意保険の証券と新車の車検証は手元に用意しておきましょう。手続きの順番は以下の通りです。

  • 証券番号を伝える
  • 車検証に記載されている、車名、型式、登録番号、車体番号、初年度登録を伝える
  • 所有者(貴方の名前)を伝える
  • 車の仕様確認があるので聞く
  • 契約内容(車輌保険がついているか、保険等級など)の確認
  • 車両入替完了案内(今年度分は日割り計算で支払方法を決める)
  • 来年度継続は20分後にネット上で、ユーザーが手続できるように案内
  • 最終継続金額案内
  • 契約内容最終チェック

 

万が一、期日を過ぎた場合は、保険会社のお客様センター側で車両入替をして貰います。当然ですがお客様サービスセンター側で車両入替をして貰うまでは、貴方の車は無保険扱いになっていることは忘れないで下さい。お客様サービスセンター側の更新が終わって20分後に、ユーザーが来年度の更新手続きをネット上で行いましょう。

車両入替をした時の支払い方法

車両入替をした際の支払い方法ですが、万が一更新期限が過ぎていた場合は、現行の任意保険分を先に支払います。

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現行の自動車保険を払い終わった後に、来年度の自動車保険の更新を支払います。

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支払1週間後に、任意保険会社から変更届出受付書(車両入替完了)の通知が来ます。旧車と代替えした証拠になるので取っておきましょう。

自動車保険の継続が終わりましたら、新年度の自動車保険証券が届きます。これで車両入替の手続きは完了です。

いかがでしたでしょうか。

万が一更新期限が切れたとしても、等級をさげることなく自動車保険を継続させることが判ったので安心ですね。