ここ10年爆発的に増えているのがコインランドリーです。テナントビルの1階の開いた所、GS跡地など様々な所に出来ています。 使ってみると意外に便利なのです。
この2年でペット専用、介護専用のコインランドリーも出て、庶民の需要にマッチするようになりました。
目次
コインランドリーに持っていくものは?相場は?
コインランドリーにもっていくものは以下の通りです。
- 小銭(お釣りが出ないことが多い)
- 洗濯ネット(衣服のヨレや縮み防止)
- 洗剤や柔軟剤(旧式の洗濯機を使う人)
- 暇つぶしの本(店内にwifiがない場合)
- 洗濯物をいれる袋
’15年からコインランドリー業界は雨後の筍の様に乱立状態となり、サービス重視となりました。 スマホでお店の機器使用状況や予約確認が出来るのは当たり前。店内でwifiを使えるサービスも普及、業務用洗剤や柔軟剤の質も向上し自動でやってくれます。
コインランドリーの相場は?
相場は洗濯機と乾燥のみで違います。
梅雨が長引きゲリラ豪雨に見舞われる昨今、短時間乾燥の為に使うユーザーも増えています。
洗濯機のみ
5~10kg:300~500円
12kg:600~800円
17kg:800~1000円
25kg:1200~1500円
乾燥のみ:14kg:(8~10分):100円
25kg:(6~9分):100円
一般的に1日1人あたり1.5kgの洗濯ものが出ると言われ、パナソニックの調査によりますと洗濯機7kgは4人家族を想定して作ってあるそうです。
コインランドリーはこんな時に便利!
コインランドリーはこんな時に便利です
- 夏の布団敷パッド(重さ平均2kg)を洗って乾燥させたい
- 布団は洗いたいけど、いつゲリラ豪雨が来るか判らないから干せない
- 洗濯代行に頼むと洗濯物見られるのが嫌
- 年頃の娘や息子がいるから、お父さんの洗濯ものだけ分けろと言われた
- 帰るのは夜中。住んでるのはマンションなので洗濯するとうるさいと言われる
- 共働きなので、朝洗濯物を放り込んで、昼受け取りたい
- カーテンを丸洗いしたい
- スニーカーが雨で汚れた
- 孫が4人も来た、家の洗濯機じゃ洗濯物を洗えない
これらの事は日常生活あるあるです。 靴はコインランドリーの『スニーカーウォッシャー』で洗えます。 スニーカーウォッシャーは、洗うのは100円、乾燥は100円なのですぐ使えますね。
ペット専用のコインランドリーってあるの?
犬や猫を飼っている人への朗報は、ペット専用コインランドリーが出てきたことです。 ’20年現在、ペット洗濯機はスウェーデンのエレクトロラックス『Pet Care Laundry』のドラム型5.5kgのみですが需要は広がるでしょう。
ペット専用コインランドリーのメリットは以下の通りです。
- ペットのタオル、毛布、布団を洗える
- 乾燥まで仕上げられる
- 無添加洗剤を使うのでペットにも安心
- 洗濯機の特殊構造で配水管の毛詰まりを防いでいる
ペットの毛布などを洗濯する時に困るのは匂いと共に抜けた毛による配水管の詰まりです。 Pet Care Laundryは、ドラムの穴を大小凸凹にする事により、ドラムの内側から毛や固形物をスムーズに流すようにしています。
さらにペットの毛が配水管のつまりの原因になる事を防ぐ為、配水管に水を流す前にフラッフコレクタという網目で、ペットの抜け毛やホコリをキャッチして目詰まりをなくす工夫をしています。
コインランドリーで『業務用洗剤だとペットのアレルギーが心配』という方もいますが、エレクトロラックスのペット専用コインランドリーは舐めても安心な無添加ダニ防止の洗剤を使っています。
お客様も運営主もアプリからの一括管理になるので、スマホ慣れしていないお年寄りには不便な事はデメリットかもしれません。
介護専用ランドリーってある?
コインランドリーを使う人にとって重要視したいのが『介護用品を洗えるかどうか』です。 在宅介護が日常化するにも関わらず、多くのコインランドリーが衛生上の問題から、介護用品お断りとしています。
一部のコインランドリーでは、介護専用洗濯機を設置している所もあります。それは以下の条件があります。
- クリーニング店と併設もしくは地域密着チェーンが多い
- お湯あらい、介護医療用専門洗剤、専用洗濯機を組み合わせてる
- 使用の際には機器の除菌を徹底する
需要があるにも関わらず経営も厳しい現実が伺えます。
wifi完備、電子書籍読み放題、クリニーング店との共存
実はコインランドリーの経営は、それほど楽ではありません。
『初期投資1500万円~2000万円でOK』とうたう所も多いのですが、実際にオーナーさんに聞いてみた所、『アパートの経営ぐらい難しい』とおっしゃるのです。24時間経営となっている所や家族経営ならなおさらです。
チリ紙をポケットに入れたままの洋服をそのまま洗濯し、洗濯槽をそのままにして帰る人、コインランドリーの共有場に飲み物や食べ物を置いたままの人。 介護用品洗濯禁止であるにも関わらず排泄物がついたままの布団をそのまま持ち込む人と、トラブルは絶えないと言います。
そうした事から、クリーニング店が副業としてコインランドリーをやり、お客さんに使い方をレクチャーするお店も出てきました。 正しい使い方を学んでいただければお客さんも満足して帰っていただけるので、win-winになれますね。
また待ち時間が退屈というお客様の声も反映し、電子書籍読み放題というサービスを始めた所もあります。 この夏は洗濯物が増えます。 是非ともコインランドリーを活用してみて下さい。