真冬でも家の中に緑が欲しいと思う人は多いのではないでしょうか。とはいっても床がよごれるのが嫌だから家の中に鉢を置くのは嫌という方も多い方もいらっしゃるかと思います。
そこでお勧めしたいのが、観葉植物のハイドロカルチャー(水耕栽培)です。
マンション住まいであれば親鉢をベランダもしくは玄関に出しておき、根が生えた分だけ冬の間、ハイドロカルチャーで楽しむという方法です。
目次
ポトスの水耕栽培
水耕栽培に向いている観葉植物のひとつがポトスです。こちらが親苗になります。親苗はこの様に午前中の光のあたるベランダか、午前中の光の当たりやすい所に置きましょう。
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親苗から出た苗に気根(きこん)が生えていれば、そこを水につけてあければよいのです。
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こちらが気根が生えた後、水にさしたポトス・グローバルグリーンになります。真冬でも根が生えているのが判ります。
ラミウム・スターリングシルバーの水耕栽培
ラミウムは耐寒性シルバーリーフで、GWあたりまで水耕栽培が可能なシルバーリーフです。親株は風通しがよく蒸れない場所に置いておくことが大事です。こちらが親株です。
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冬に茂った枝を何本か切って、そのまま水につけておくと一週間ほどで根が出てきます。
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夏の暑さと蒸れに弱く、梅雨前に親株の大半はだめになってしまいますので、水耕栽培で株分けをします。
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こちらが夏を越した株です。親株は親子丼ぐらいありましたが、夏越しした後の株は手のひらサイズになりました。それだけ難しいとされています。
ヘデラの水耕栽培
意外に丈夫なのがヘデラです。
気根が何本もきちんとでていて茎が丈夫なもの、新芽が出ているものを選んで水耕栽培をすると真冬でも根が出てきます。
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こちらが水耕栽培した後、充分根がでたものを選抜し土さししたアイビーです。水耕栽培したものを土さしで増やすことも可能ですが、その際にきをつけることはなんでしょうか。
水耕栽培から土差しで気を付けることは?
水耕栽培で増えた苗を春になったら土に植え替えてやりたいと思いますよね。そこで気を付けたい点がいくつかあります。下の動画にも判りやすく注意点が挙げられています。
水耕栽培から鉢に植えるにあたり筆者が気を付けている点は以下の通りです。
- 新しい太い根だけでなく細い根もいくつも出ていること
- 新芽がいくつも更新されている事
- 全体的に色艶がよいこと
- いきなり培養土に植え替えないこと
培養土ははじめから肥料が入っている土ですので、新しく根が出始めたばかりの水耕栽培の苗にとって負担になります。そこで最初は肥料がはいっていない土で育て、3か月ぐらいを目途にして、培養土に植え替えるようにしています。
いかがでしょうか。
冬の間に観葉植物をハイドロカルチャーで楽しむのもよし、春先に鉢に植え替えるのもよし、観葉植物の楽しみ方はそれぞれだと思います。