冷凍庫から半年ぐらい前に買ったコーヒー豆が出てきたらドン引きしますよね。新年のコーヒー福袋予約した後に冷凍庫掃除していたら半年ぐらい前買った500gコーヒー大袋が半分ぐらい飲んで放置していたのが出てきたのです。

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今回は3か月以上前に買ったコーヒー豆を飲んでみた筆者の感想と、古いコーヒー豆を飲むときのコツをお伝えします。

目次

コーヒーは買って1カ月たてばもう古い!

コーヒーの賞味期限はパッケージに刻印されていますが、賞味期限の目安は未開封で冷凍保存されている場合です。それでも焙煎されてから鮮度は確実に落ちますし、購入して半年もたてば未開封でも風味や味わいは劣化しています

ちなみにコーヒーの賞味期限は以下の通りです。

  • コーヒー豆:未開封:1カ月~半年、開封済:1カ月~2カ月
  • 挽いたコーヒー:未開封:2週間、開封済:7~10日

年始のコーヒー福袋のコーヒー豆は挽いてありますので、全部2週間で飲み切るのは至難の業ですね。お気に入りの2袋だけ手元に置いておいて残りはお正月前にメルカリで売れば喜ばれます。

少しでもコーヒー豆の劣化を食いとめるには冷凍庫で保存するのが一番なのですが、それでも風味は損なわれます。

昔の人は何故酸味のあるコーヒーが嫌いだったのか?

年配の方は何故酸味のあるコーヒーを嫌い、深煎りのコーヒーを好んだかという理由の1つにコーヒー豆の鮮度があります。昔はコーヒー豆の保存の仕方も知られていなかったことも関係しています。

コーヒー豆は劣化してくると酸化して色・ニオイ・味などが変化して酸味を帯びる酸敗を起こします。
エグみと苦味があるお酢のようなコーヒーに変わってしまうのです。

年配の方が酸味のあるコーヒーが嫌いとおっしゃられた理由は豆の鮮度も関係していますし、鮮度の悪さを焙煎で何とかしようとしたコーヒー店が深煎りにした時代背景もあります。

コーヒーを飲むとお腹を壊すと言われたのも、古いコーヒーは内臓に負担がかかるからです。

現在の酸味あるコーヒーは豆の鮮度の高さと焙煎技術の高さ、バリスタや焙煎士同士のコミュニケーションが織りなす技の結晶と言えます。

本来なら古いコーヒー豆は処分して新しいコーヒー豆を買った方が良いのですが、後200gだけ残ってるので飲んでしまいたいという方の為に、古いコーヒーを何とか美味しく飲む方法をお伝えいたします。

古いコーヒーを美味しく飲む方法

こちらは筆者の手元にある古いコーヒーです。古いコーヒーを入れるときはミルにこれくらい多い量をいれます。

 

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賞味期限は左が翌年の3月、右が8月になっていますが、左は焙煎日から4カ月、右も3か月近く経っているので正直飲むのをためらいます。

この様に古いコーヒーを飲むときにいくつかコツがありますが挙げると以下の通りになります。

  • お湯の温度は高め(95度以上)にする
  • お湯はドバっと注がない、点滴状にする(香り重視)
  • コーヒー豆は沢山使う、大量消費する
  • 豆を粗目にひく
  • 深煎りの豆が残ったならカフェオレ、ソイラテ用にする
  • 熱いうちにさっさと飲む、ダラダラ飲むとただの苦く酸っぱいお湯になる

これらのコツは古いコーヒー独特のエグみ酸味を出さず、コーヒーの香りを引き立たせる方法なのです。自分で焙煎をする自信のある方は、買った豆が浅煎りだった場合はフライパンで煎りなおす手法もあります。

何とかコーヒーの香りはキープ、風味はまぁまぁ

ではいざ筆者が古くなったコーヒー淹れてみます。開封しても何の香りもしてきません。

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豆を挽いた直後とお湯を細く長く点滴状に注いだ時だけ香りが漂います。
私はラテで飲んで、同僚にはブラックで飲んでもらいました。

何とか飲み終わるまでコーヒーの香りとコクはキープできましたが、コーヒー独特のキレやコクが落ちること
酸味が僅かに残るのは隠せないということでした。

この結果『香りとコクが重視のコーヒーでなければ何カ月も放置したコーヒーを飲むのは難しい』ことが判りました。やはりコーヒーは生鮮食品ですね。

古いコーヒーのその他の活用法

では残った古いコーヒーのその他の活用法は、どのようなものがあるのでしょうか。

  • 靴の消臭剤
  • 庭の雑草除け

筆者の家では残ったコーヒーかすは除草剤とナメクジよけの代わりに庭に撒いています。

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梅雨の時期にナメクジが発生しそうな所や、放置しておくと雑草が大量発生しそうな所にコーヒーの粉を蒔くと
生えるのを防ぐことが出来るので良いです。

古いコーヒーを美味しく飲む方法まとめ

いかがでしたでしょうか。

購入して僅か2週間~1カ月でコーヒーが劣化するというのは驚きですね。夏に買いだめしておけば秋まで安心という方や福袋のコーヒーで春先まで飲めると思っている方も多かったのではないでしょうか。

では古いコーヒーを美味しく飲む方法をおさらいします。

  • お湯の温度は95度以上の高め、点滴状に入れる
  • コーヒー豆は大量使い、粗目にひく
  • 熱いうちにさっさと飲んでしまう
  • 深煎りのコーヒーはラテがお勧め
  • 古いコーヒーは内臓に負担がかかり胃痛の原因にもなる
  • 風味的にだめな場合は潔く捨てる
  • 豆の場合は1カ月、粉の場合は焙煎から2週間が賞味期限

この記事を参考にご自宅でも美味しいコーヒーを飲んでみて下さい。ここまでお読み頂きありがとうございました。