家づくりで気になるのが固定資産税です。固定資産税の増減する要因として挙げられるのが、外壁、床材の選び方、屋根の形、お風呂の広さです。その一方、固定資産税には意外な落とし穴もあります。
今回は固定資産税が増額する家の特徴について解説します。
目次
固定資産税が増額する外壁と屋根の形
固定資産税が増額する外壁の種類は以下の通りです。
- タイル
- 漆喰
- ALCパネル
5年程前はサインディングも高額でしたが、令和シングル後期以降、総務省により見直しされ、サインディングとガルバニウムの評価額がほぼ横並びになりました。平成末期は固定資産税の安さと素材の頑丈さでガルバニウムが選ばれていましたが、自治体によっては外壁価格が上下します。
平面の屋根で軒先がない家がある理由
平成末期から建てられた家で、勾配のない屋根、軒先も庭もない家が建っているのを見かけたことがないでしょうか。これらは税金対策です。
一戸建ての屋根が急こう配、軒先がある家は固定資産税が高くなります。屋根の形や材質によっても税金があがりますので、家を三階建てにすると税金も上がります。傾斜をつけた天井(勾配天井)だとクロスの貼り替えや、柱の長さも必要となるので、税金は高くなるのです。
昔の家は瓦屋根が一般的でしたが、アスファルトにすると安くなる上、台風で瓦が吹き飛ぶという災害に遭わないというのも一理あります。
外壁は定期的にメンテナンスが必要
外壁は定期的にメンテナンスが必要なため、新築前にお住まいの地域がメンテナンスの助成金が出るかどうか確認しておく必要があります。
無垢材の床、天井高が高い部屋、漆喰塗りの壁、大理石の床、等のオーディオマニアが好きそうな装備は固定資産税が上がってしまうのか。
— NOS@S15 (@nosao15) March 22, 2020
©twitter.com/nosao15
タイル、漆喰、ALCパネルなど定期的なメンテナンスが必要な外壁ならば、新築時に工務店の方と相談しましょう。
二階建てより平屋の方が固定資産税は高い
意外に思われるかもしれませんが、二階建てより平屋の方が固定資産税は高いのです。筆者が住んでいる家は祖母の家をリノベーションしましたが、祖母祖父が住んでいた頃は平屋で、その頃の固定資産税の方が高かったのです。これは建ぺい率が関係しています。
カーポート、インターフォン、トイレまで?意外な盲点とは
カーポートもホムセンで買ってきたカーポートな税金はかかりません。新築時にシャッター付のビルトインカーポートを作ってしまった場合は税金がかかります。住居一体型と捉えられるからです。
固定資産税対象になる可能性のあるエクステリア商品とは?
— niwafuku2829 (@2829niwafuku) October 28, 2023
・ガーデンルーム
・シャッター付きのガレージ
この二つが挙げられます。
固定資産税の対象外になるガーデンルームやカーポートもあるので、ぜひエクステリア専門店でお聞きくださいね♪
©twitter.com/2829niwafuku
意外な所では、インターフォンです。音声だけのインターフォンは税金はかかりませんが、防犯対策用の画像付きのインターフォンは固定資産税アップになってしまいます。マンションの大家さんがインターフォンを変えようとしない理由は、ここにあります。
その他にもお手洗いは中に手を洗う小さな洗面台が別についてた時は固定資産税がアップします。
いかがでしたでしょうか。この他にも工務店に勧められて付けてしまった設備で固定資産税が上がるケースがこちらの動画にあります。
固定資産税があがる意外な盲点は、床材や外壁、内壁だけではありません。意外な盲点に気を付けて家づくりを相談してみてください。