青汁は、食物繊維も豊富なので美容、健康のために飲む人も多いです。しかし、ここで疑問が浮上。青汁を飲むタイミングはいつがベストなのでしょうか。実は、野菜不足を解消、ダイエット目的、便秘解消のためでは、それぞれおすすめする飲むタイミングが違っていました。
そして、青汁といっても大麦若葉、ケール、明日葉と原材料が違うので商品選びもわかりにくいです。これまで青汁を飲むのに挫折してきた人は、タイミング、主原料選びが間違っていたのかも……。
いつ飲めばいいのか、何を選べばいいのかを調べてみました。
目次
青汁の主原料はどれだけある?
そもそも、日本薬品株式会社のホームページによると、青汁とは「生野菜を絞った汁」です。生の緑黄野菜をしぼっていれば青汁と呼ばれます。
製品として販売されている青汁には、大きく
- 大麦若葉
- ケール
- 明日葉
があります。この主原料の違いによってどんな違いがあるのでしょうか。
大麦若葉の青汁の特徴は?
ビール、麦茶に使われる大麦。この大麦の若い葉を使ったものが「大麦若葉」です。細長いイネに似た葉っぱで抹茶のような味わいがあります。苦味が少ないので、青汁の苦味が嫌いな人にもおすすめです。
ケールの青汁の特徴は?
ケールはスーパーフードのひとつで、家庭菜園でもとることができる野菜です。キャベツの一種で比較的強い植物です。大麦若葉と比べると苦味が強いです。ただし、野菜の王様の別名を持ち栄養も豊富です。
明日葉の青汁の特徴は?
セリ科の野菜で料理にも使われている明日葉(あしたば)。名前の由来は、次の日、明日には葉っぱがすぐ出てくるという成長のはやさから。抗酸化作用があり、食物繊維が豊富です。
青汁を選ぶポイントは?
大麦若葉、ケール、明日葉にはそれぞれ栄養価の違いがあります。
しかし、青汁を選ぶポイントは「飲みやすさ」。製品によっては2種類の野菜をブレンドした青汁もあります。桑の葉を入れたものもあります。オリゴ糖を入れ、甘さを加えてグリーンティーのように飲みやすくした製品もあります。
青汁を続ける時
- 毎日飲めるかどうか
- 習慣として続けられそうか
- おいしく感じられるか
はとても大切。スティックに入っていてポーチに入れやすかったり、甘さがあって飲みやすかったりすることで継続して飲むことができます。
青汁を飲む目的・タイミングは?
健康にこだわる人にとっては、青汁を飲むタイミングも大切。目的別に青汁を飲むべきタイミングが違います。自分の目的に合わせて朝飲む、夜飲むかを決めましょう。
青汁を飲む目的
1.野菜不足を解消
野菜をとりにくい1人暮らしの人、外食や弁当が多い人の栄養補給に
2.便秘解消として
便秘の理由のひとつに食物繊維不足があげられます。運動と青汁を組み合わせることで便秘解消を期待できます。
3.ダイエット効果を感じたい
美容目的で飲む人の目的がエイジング。原料の緑色の野菜には抗酸化作用のあるビタミン、フィトケミカルを含むものもあります。
1.野菜不足を解消したいなら→朝に飲む
野菜不足を解消したい時には、朝に飲むのがおすすめです。朝は一番体内に吸収しやすい時間帯。水分、栄養素を吸収する効果を期待したいのなら、断然「朝」。水分不足の身体も青汁を飲むことで血液循環がよくなります。
2.便秘解消したいなら→就寝前か早朝に飲む
便秘の人が青汁を飲むなら就寝前がおすすめ。
野菜不足で便秘になっている人も多いので、たっぷりの水分と青汁を飲むようにして、できればお腹のマッサージも加えてみて。
腸内環境を整えるためにある程度の時間がかかるので、就寝前に飲むことで翌朝はすっきりします。
人によっては就寝前の青汁で腸の動きが活発になり、眠れなくなると感じる人もいるため、早起きをして目覚めの一杯として青汁を飲むようにする方法もあります。翌日、仕事で出かける前までにすっきりできるといいですよね。
3.ダイエット効果を期待したい→食前に飲む
ダイエットで青汁を飲むなら、いつものご飯の食前に飲むようにします。例えば、夕食に食べ過ぎてしまうと感じるなら夕食前に青汁を1杯飲むだけで食べる量が減る可能性も。
食べる前に青汁を飲めば満腹中枢を刺激できて、食事量を減らすこともできるため、多くの人に効果的な方法と考えられています。食事でも野菜サラダを先に食べる「食べ順ダイエット」があるように、青汁ダイエットも流行しそう。食事の前に青汁を飲めば満腹を早く感じられます。
まとめ
自分の目的に合わせて、
野菜不足を解消したいなら朝に
便秘解消したいなら夜か早朝に
ダイエット効果を期待したいなら食事前に
飲むのが鉄則。また、青汁の主原料も違えば味も違うもの。例えば、便秘で青汁を飲んでいたけれどいまいち効果が感じられなかった人はタイミングも合わせてみて。苦くて続けられなかった人は違う製品なら飲みやすくて続けられるかも……。自分の好み、目的に応じて飲む方法を変えてみてくださいね!