年々値上がりしているタイヤは『車検2回目、5年もしくは2万キロが替えどき』と言われています。2万キロはシーズンタイヤをローテーションした場合の換算ですので、週2回程度スタッドレスで乗っている方は5年に1回買い替えるのが目安です。
今回エコタイヤを7年保ち続けた筆者が、台風前にしてタイヤを変えた経緯からタイヤの替えどきを説明します。
目次
タイヤの替えどきは溝1.6mm以下になったとき
タイヤの替えどきは側面のスリップサインから1.6mm以下になったときです。
正面や側面は2.5mm溝が残っているから大丈夫と思い込んでいないでしょうか。タイヤの1か所でも1.6mm以下になりますと車検が通らなり、整備不良で6000円~12000円の交通違反の罰金になります。車検も通らなければ罰金になるのは怖いですね。こちらの動画では年数、ヒビわれだけでない交換時期の目安について紹介されています。
タイヤの溝の摩耗はバーストだけでなく、雨の時に水たまりにタイヤが入ると制御不能になるハイドロブレーニング現象を引き起こし事故の要因につながります。
今回筆者がマイカーのタイヤを替えようと思ったのはタイヤの溝と、側面にヒビが出てきたことです。
タイヤのヒビ割れができる原因は劣化防止剤の消費
タイヤのひび割れができる原因は中に含まれている劣化防止剤を使い切ってしまうからです。主に以下の原因でタイヤのひび割れが起きます。こちらはスリップラインにヒビが入っています。一か所でもこうなると交換サインです。
- 万年青空駐車
- 紫外線や大雪に晒される所に走りに行く、置きっぱなし
- あまり走らない
- 洗剤、油性タイヤワックスの使用
- 空気圧が低い状態での使用
スーパーや月極駐車場で、車のタイヤをよく観察してみてください。側面が茶色くなったタイヤをはいているものもあれば黒々としたタイヤをはいているものもあります。側面が茶色くなったタイヤは劣化防止剤であるシリコンが中から滲み出している証拠。交換時期なのです。
タイヤの洗い方
タイヤを洗う時は水洗いがお勧めです。できれば高圧洗浄を表面だけかけて水気をふきとるだけに済ませましょう。
タイヤ長持ちの秘訣は以下の通りです。
- ほどほどに長い距離をのんびり走らせる
- 水性ワックスを使う
- タイヤ洗浄は、さっと。高圧洗浄で
- 夏場は地表温度が下がった夕暮れに走らせる
- 冬場はエンジンが暖まりやすい昼間に走らせる
- 屋根がついていて天候の影響をうけない車庫に車を入れる
- もしくはカバーをかぶせる
タイヤ専門洗剤もでていますが、なるべくなら水やぬるま湯で洗い、シリコンを補填する水性ワックスをかけるようにするか、よほど汚れた時に洗う、タイヤの溝に挟まった小石だけとるようにしましょう。
タイヤサイズ、製造年月はタイヤをみればすぐわかる
タイヤを交換したいと思ってもタイヤのサイズ、いつ製造されたかもわからないって人は結構いますね。こちらが筆者の車の交換前のタイヤです。
ダンロップのECOタイヤ『エナセーブEC203』で現在はEC204が出ています。サイズは155/70/R13 75Sです。タイヤサイズの詳しい説明はメーカーの表を参考にしてみてください。
どのメーカーでもサイズ基準はほぼ同じですが、ダンロップEC203ですとタイヤ幅155mm、偏平率70、13インチのラジアルタイヤ、ロードインデックス75(負荷387kg)で,最高速度180kmまで走行可能なタイヤとなっています。
さらにタイヤの側面をみると、2315、3015と数字が記されています。これは何を意味するのでしょうか。
3015という数字が記載されていますが、3015年に製造されたタイヤではなく、2015年の30週目(8月)に製造されたタイヤです。水性ワックスをつけ水洗いをし、カバーをかぶせ、夕方に走っていましたが限界がきましたので買い替えます。
タイヤは日本製がいいという噂は本当なの
タイヤ専門店に行くと価格の安いタイヤや、ブランドものでも安いタイヤ、日本製の高いタイヤがあります。某メーカータイヤ専門店に行きますと、海外ブランドもののタイヤで激安の場合は生産国が韓国や中国製のものがあるのだそうです。
極論、今も昔もタイヤの流通や税関はあまり変わっておらず売り手のタイヤメーカーも検査をして売っているというのが正論というのを覚えておきましょう。